「* 行動が生み出す 慈悲の光 *」

千手観音は正しくは千手千眼観世音菩薩といいます。すでに仏さまと同じ悟りをお持ちですが、あえて苦しむ人々の中で救済に尽くされている方なので大菩薩といわれます。
観世音とは「世」の人々の苦しむ声(「音」)を「観」察する方ということ。
その観察が無数の眼によって、その救済が無数の手によって、様々な方法で行われる所から「千手千眼」と呼ばれ、慈悲が具体的な行動として現れる様子を表しているのが、千手観音さまです。

四方八方に広がる千本のお手は太陽の光のように、エネルギーに満ちた慈悲の広がりと自在の活動を表しています。中心には静かに合掌するお手があり、精神を一つに向けて集中する印。この深い精神統一からエネルギーに満ちた自在の千本のお手の活動が現れるのです。

42本の手で代用する作例が多く、中央の合掌手(本手)の外の40本を25本(慈悲の数字)の代表とし、千本の手として表現します。それぞれの手の持物は、人々の種々の困難に応じた方法を持っている事を示しています。

思いだけでも伝えることができますが、実際の行動に現れてこそ、初めてその慈悲深い思い・愛が届けられるものでしょう。様々なことが起きている世の中、人の助けになりたい、人の力になりたい、人や社会を守りたい、と活動している人が沢山います。

千手千眼のように、人が人に対する差し伸べる手とその思い・愛は、龍神と鳳凰が優しく包み込み、夜の虹が、全ての生命への祝福をもたらしてくれる、幸運のメッセージを与えてくれています。

PS: 観音さまは蓮をお持ちになっていますが、蓮華は泥の中より生まれながら、泥に汚れることなく清らかな花を咲かせるように、私たち人間も泥に染まらずに清らかな悟りの花、輝く人生の花を咲かすことができる、その可能性を示されています。